

MC-802C エレクトロフリーズ
凍結標本作成用冷却ステージオプション
ステージをー25℃まで冷却
凍結薄切をより身近に

現在ご使用のミクロトームに装着可能
REM-710やRX-860などのミクロトームに装着可能な凍結ステージオプション。
ペルチェによる冷却で電源と流水(水道)があれば、試料ステージを-25℃まで1度単位で希望の温度に冷却できます。
生物標本から極薄フィルムや常温では柔らかく薄切できない樹脂などを凍結固定することでミクロトームの利用範囲が広がります。
※装着可能なミクロトームについてはお問い合わせください。
REM-710 + MC-802Cの薄切動画
REM-710+MC802冷却装置による 切片採取実例
切片厚さ 3~5μm
難易度が高い切片採取方法ですがとてもきれいな切片が作成出来ます。この動画は初めてこの方式による凍結薄切を経験した技師様に協力頂きました。
REM-710+MC802冷却装置による マウス脳凍結切片
切片厚さ 40~60μm
主にアルツハイマーや睡眠関連の研究の動物実験に使用される方法。
この方式は、高速且つ美しい切片が作成出来ると評価を頂いています。
REM-710+MC-802冷却装置 凍結切片作製マニュアル
マニュアル動画
数μの薄い切片採取に必要な工程を動画にしています。ここでは薄切した切片を溶かさない為にドライアイスを使用し疑似冷却空間を作り出しています。
試料を凍結させるメリット
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試料を硬化させる
冷却することで試料を硬化させ、柔らかい試料や液状の試料を薄く均一に切ることが可能になります。特に、動物組織や植物組織などを固定なしで薄切する場合はでは冷却が不可欠です。
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薄切の精度を向上
極薄フィルムなどを氷包埋する事によって試料が硬くなり、切断中の変形を防ぐことができます。これにより、より薄く、均一で精密な薄切が可能になります。
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切断時の摩擦熱を抑えられる
刃と試料の摩擦で生じる熱によって試料が柔らかくなることを防ぎます。熱が加わると切片が不均一になったり、形状が崩れたりする可能性があるため、冷却が重要です。
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組織の変性を防ぐため
温度上昇による組織の化学的・物理的変化(変性)を防ぎ、試料の構造や成分を保持します。特に、生物学的試料では冷却が品質維持に重要になるケースがあります。
